緩和ケア

緩和ケア病棟 日向(ひなた)

爽やかな風が香り、松籟が目に映る小高い丘にある日向です。私たちが、温かい心で、包み込むようなやさしい看護で、あなたの大切な時間を守っていきます。ゆっくりとお過ごしください。


ごあいさつ

西福岡病院緩和ケア病棟”日向”医師の川上と申します。このホームページをごらん頂いている方々の多くは、ご自身もしくは大切な家族が、がんという大病に冒され、非常に辛く、混沌とした状況におかれているのではないかとお察し致します。今まで手術、抗がん剤、放射線治療などを行ってこられた先生方から、”緩和ケア”という選択肢を示されたものの、そもそも”緩和ケア”という言葉にも馴染はない。今の状況で病院を移ることを勧められ、あたかも自分たちが見捨てられ、いやな表現ですが、”がん難民”になってしまったかのような、絶望感に苛まれている方も決して少なくはないでしょう。
”緩和ケア”とは、がんによる様々な症状を緩和するために行われる治療、ケアのことを指します。非常に漠然としていますが、痛みや吐き気、食欲不振、だるさ、気分の落ち込みなどに対する治療が、”緩和ケア”ですし、薬でなくても、ゆっくりお話や説明をすること、手を握り合う、背中をさすることなどで不安がなくなり心が軽くなる、よく眠れるようになる。これも立派な”緩和ケア”なのです。言葉として登場することは初めてでも、病気になったその時から、手術や抗がん剤投与を行いつつ、一緒に行われていたケアなのです。この”緩和ケア”をより専門的に、経験のあるスタッフ、医師で提供する場が”緩和ケア病棟”なのです。
私どもの提供する緩和ケアが、患者さん、ご家族のより安楽で穏やかな日々につながる事を祈り、ご挨拶に代えさせて頂きたいと思います。

日向の由来

当法人の南5kmほどのところに日向峠があります。 峠を中心に、東側には吉武高木遺跡を始めとして 多くの古墳群が存在しております。西側の麓には、 「魏志倭人伝」に登場する伊都の国があったと伝え られており、その中心は、現在の前原市と考えられ ています。そこには国宝に指定された内行花文鏡 を出土した平原遺跡の他、細石神社や八竜の森 など日向三代神話にゆかりのある場所が多く存在 しています。そのため古事記や日本書紀に登場す る天孫降臨の地「筑紫の日向」は、日向峠や日向 川の名が残るこの一帯であると考えられています。
当法人は、まさに悠久の歴史の里に位置しており、 緩和医療病棟を「日向」と名付けました。 私たちは、この古を思いつつ『陽のあたる場所』と して患者様をあたたかくお迎えしたいと考えており ます。

病棟紹介

緩和ケア病棟は、あなたの病気がもたらす精神的 そして肉体的苦痛を限りなく和らげる施設です。
医師、看護師、栄養士、薬剤師、リハビリ、ソーシャルワーカーと ボランティアがあなたとご家族のひとときを支援いたします。
緩和ケア病棟のお部屋は、すべて個室(15床)です。 また、談話室や屋上からは松籟や玄界灘を一望でき、心地よい 風が吹き込んできます。


談話室

病室

屋上からの風景

屋上からの風景
入院費について
保険の種類(医療保険) 保険診療負担費 @ 食事負担金 A 合計 @+A
社会保険(3割)
国民保険(3割)
約 340,000円 360円(1食)×3食×30日=32,400円 約 364,000円
社会保険(3割)
国民保険(3割)
後期高齢者(3割)
上限80,100円+1割 360円(1食)×3食×30日=32,400円 約 112,500円
後期高齢者(1割) 上限44,400円 360円(1食)×3食×30日=32,400円 約 76,800円
2部屋 5,400円(1日)
4部屋 3,240円(1日)
9部屋 無料

一般病棟の入院費と同じように健康保険が適用になります。
差額室料を頂くお部屋もあります。

入院の流れ
01
お問い合わせ
電話(092)881-1331(医療相談室 内線133) までご連絡ください。相談日の確認などを行います。
02
見学・面談
患者様の状態・緊急度など検討します。
03
ベッドの調整
調整が整いましたら、ご連絡します
04
入 院
入 院
よくある質問

Q. 退院や外泊は可能でしょうか?

可能です。患者様によっては、今まで行っていた抗がん剤などを中止することで副作用から解放される。医療用の麻薬の適切な使用によって痛みから解放される。などの理由で体力を取り残され、退院や外泊が可能となる方がいらっしゃいます。私共にとっても喜ばしいことです。退院された場合は当院の緩和ケア外来でお薬、その他のケアの継続ができます。急な再入院が必要となった場合も、随時対応可能ですのでご安心下さい。

Q. 家族の付き添い、面会は?

ご家族の付き添い、面会に制限はありません。ペットとの面会も対応致します。遠方のご家族のための宿泊スペースも用意しております。キッチンでのお料理や自室でのインターネット(LAN)も可能です。ご自宅となるべく近い環境を理想としております。

Q. 緩和ケアを受けたいが、まだ自宅での生活を楽しみたい。どうすれば?

通院可能な患者様は当院の緩和ケア外来に通院して頂きながらご自宅でお過ごし頂けます。往診のできる医師や訪問看護や介護の紹介もします。

Q. 患者本人は高齢で認知症もあり、告知も受けておらず、自分の症状も正確に理解出来ていません。このような場合でも入院は可能でしょうか?

ご本人のご理解があるにこしたことはありませんが、「告知を受けていること」は絶対ではありません。「ご本人またはご家族が緩和ケアを理解し、希望している」ことを基準としています。また、ホスピスにご入院中の他の方々との会話からご自分の状態を知ってしまうことも考えられます。ご入院の際にはそのことをご家族にご了承いただくことになります。

Q. 飲酒は可能でしょうか?

節度を守っていただければ、患者さん御本人に限り、お部屋で可能です。

Q. 治療の中止に不安があります。

手術、抗がん剤などの治療を中止することに対して不安を感じる方が殆どです。しかし、これらの治療は一定の効果を示す反面、多くの場合、患者さんの体への負担を伴うことも事実です。治療の中止は、がんの性格、進行度、患者さんの身体機能、年齢などの様々な要素を鑑みた上で、患者さん、ご家族、主治医の先生で決定した選択です。”手の施しようがない”といった捉え方ではなく、”治療中止による体力温存”と捉えて頂く事が、より良い”生活の質(Quality of Life)”につながると考えております。体力の回復によって再度、がんの治療(抗がん剤、放射能など)を行うことを希望される場合は、一時、退院して他の先生の意見を聞くことも可能です。

ボランティア募集

当院では、ただいま緩和ケア病棟でボランティア活動をしてくださる方を募集しております。
ボランティアについて詳しくはこちらをご覧下さい。

お問い合わせ先

お問い合わせはTEL:092-881-1331 医療相談室(内線133) までどうぞ。

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